00:43 近所の公園


終電で帰宅。

ヒールで足は痛く、
鞄に入ったマニュアルが重い。

最寄り駅に着いた頃には
降っていた雨は上がり、
顔を出した月を眺めながら
心地よい空気に触れていた。

風で散った桜と、雨で濡れた道。

春の訪れを知らせてくれていた桜が、
いつの間にか茶色くなって散っている。

なんだか切ない気持ちになった。

地面にぱらぱらと散り、
水溜まりに浮かぶ桜の花びら。

あーでもそれでも桜は美しいなと思えて、
こういう景色を見ると

些細だけど
花粉症だけど
明日も早起きで辛いけど

まぁ生きているなら、
それでいっかと思えてきて。

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